Oracle Database認定資格(オラクルマスター)
Oracle Database認定資格は、ベンダー資格です。


資格名称

ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c

ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c

ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c

ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c

内容

オラクルマスター(ORACLE MASTER)は
オラクル社(Oracle)が行っている
オラクルデータベースに関する認定資格です。

ORACLE MASTER Bronze
ORACLE MASTER Silver
ORACLE MASTER Gold
ORACLE MASTER Platinumの4つのレベルがあります。

日本では20万人以上が資格取得している人気の資格です。

最新のバージョンはOracle Database 12cです。

バージョン:
・Oracle Database 10g
・Oracle Database 11g
・Oracle Database 12c

10g、11gの「g」は「グリッド・コンピューティング」ですが、
12cの「c」は「クラウド・コンピューティング」を指します。

Oracle Database認定資格のレベルは4つで、
Bronze資格→Silver資格→Gold資格→Platinum資格となっています。

Bronze(ブロンズ)、Silver(シルバー)、Gold(ゴールド)は選択式問題ですが、
Platinum(プラチナ)は実技試験となっています。

Oracle公式サイト
ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c

Bronze資格を取得するには
SQLDBAの2つの試験に合格する必要があります。

SQLは以下のいずれかに合格すればいいです。
3つともオンライン対象試験(SQL試験のみ)で、自宅で受験できます。

・Bronze SQL基礎I
[Bronze SQLI](1Z0-017)

・11g SQL基礎I
[11g SQLI](1Z0-051)

・12c SQL基礎
[12c SQL](1Z0-061)

※試験費用:各13,600円(税別)


※3つの中では、Bronze SQL基礎Iが試験範囲が少なく、
1番簡単と言われています。


※SQLはStructured Query Languageのことで、 データベースを操作するための言語です。 データベースからデータを検索したり、 挿入、削除などの操作をするための言語です。



DBAは以下に合格する必要があります。

・Bronze DBA12c(1Z0-065)
※試験費用:26,600円(税別)

※DBAとは、DataBase Administrator(データベース管理者)のことです。
つまり、DBA試験では、DB(データベース)を管理する上で必要な
DB作成、DBのメンテナンスなどが問われます。



ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c

Silver資格を取得するには、Bronze資格取得+以下の試験に合格する必要があります。

・Oracle Database 12c: Installation and Administration(1Z0-062)

※試験時間:150分、出題数:95問、合格ライン:67%、試験費用:26,600円(税別)

ORACLE MASTER Silverを取得すれば、
Oracle Certified Associate(OCA)にも認定されます。

ORACLE MASTER Silverは日本だけの名称で、世界的にはOCAという名称です。



ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c

Gold資格を取得するには Silver資格取得+オラクル研修受講(1つ)+以下の試験に合格する必要があります。

オラクルデータベースのチューニングに関する内容も含まれます。

・Oracle Database 12c: Advanced Administration(1Z0-063)

※試験時間:120分、出題数:80問、合格ライン:60%

つまり、Gold資格を取得するには
オラクル研修を1つ受ける必要があり、
研修だけで20万円以上します。

研修はいくつかあり、対象の研修を1つ受講すればOKです。
研修費用はそれぞれ内容によって異なります。

ORACLE MASTER Goldを取得すれば、
Oracle Certified Professional(OCP)にも認定されます。

ORACLE MASTER Goldは日本だけの名称で、世界的にはOCPという名称です。


ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c

Platinum資格を取得するには Gold資格取得+オラクル研修受講(2つ)+以下の実技試験に合格する必要があります。

データベースの構築、管理、パフォーマンス管理、障害対応などの実技が問われます。

・ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c 実技試験(12COCM)

※試験時間:2日間
合格ライン:60%
試験費用(税込):257,040円
場所:トレーニングキャンパス赤坂



つまり、Platinum資格を取得するには
オラクル研修を2つ受ける必要があり、
例えば、1つの研修が38万円とすると、
2つで76万円必要になります。

研修はいくつかあり、対象の研修を2つ受講すればOKです。
研修費用はそれぞれ内容によって異なります。

ORACLE MASTER Platinumを取得すれば、
Oracle Certified Master (OCM)にも認定されます。

ORACLE MASTER Platinumは日本だけの名称で、世界的にはOCMという名称です。

以下Oracleに関する参考サイトです。

■Oracle Technology Network(OTN)
http://www.oracle.com/technetwork/jp/index.html

評価版のOracle Databaseを無償でダウンロードできたり、 技術情報が載っています。

また、試験に不合格になった場合
再受験は可能ですが、以下の条件があります。

・前回の受験日を含め14日間は再受験できません
例えば、5月1日に受験した場合、5月15日から再受験が可能です。


・オンライン試験は、同一科目の2回目からの受験は、
14日間を待たずに受験できます。


・同一科目は、1年間に4回まで受験できます。


資格の有効期限

2014年11月1日よりRecertification(再認定)ポリシーが導入されました。
このポリシーは他の資格とは全く考え方が異なります。
バージョンごとに、「資格試験の配信終了日」が設定されます。

終了日が過ぎてから1年以内に、最新バージョンの資格にアップグレードすれば、
資格の更新が完了します。

※Oracle Database 11g / 12cは試験配信中であり、配信終了になっていません。

公式サイト

Oracle公式サイト
Oracle認定試験一覧
Oracle認定資格一覧
オラクル認定資格制度ガイドライン
新しいバージョン資格への移行パス