LinuCレベル3資格
LinuC資格(Linux技術者認定資格)はベンダー資格です。


資格名称

LinuCレベル3「Specialty」

内容

LinuC(リナック)レベル3は、LinuCレベル2の上位資格です。
LinuCの最上位の資格になります。

LinuCレベル3を取得していれば、Linuxの技術力が高いと思われます。

Linuxエンジニアにとても人気のある資格です。

試験は選択方式がほとんどですが、キーボードによる入力問題も少し出題されます。

LinuCレベル2取得後、300試験、303試験、304試験のいずれか1つに合格すれば 「LinuCレベル3」に認定されます。

■300試験
→Mixed Environment Exam

■303試験
→Security Exam

■304試験
→Virtualization&High Availability Exam

※レベル1、レベル2について:
LinuCレベル1
LinuCレベル2

受験料

300試験:30,000円(税抜)
303試験:30,000円(税抜)
304試験:30,000円(税抜)

受験可能日

随時

問題数

300試験:約60問
303試験:約60問
304試験:約60問

試験時間

300試験:90分
303試験:90分
304試験:90分

前提条件

LinuCレベル2資格取得

合格ライン(正解率)

非公開ですが、65%以上が合格ラインとなっているようです。

資格の有効期限

資格の有効期限はありませんが
「有意性の期限(再認定ポリシー)」というものがあります。

有意性を維持するためには、認定日から5年以内に
同一レベルの再取得する必要があります。

※レベル3「Specialty」の各認定(300/303/304)はそれぞれが最上位レベルです。
そのため、有意性期限の延長には、各試験を再受験する必要があります

例えば、300認定と303認定の両方を取得している場合、
両方の試験を再受験する必要があります

※「LinuCレベル3 303 Security」の認定者が「304試験」に合格した場合
レベル1とレベル2の有意性の期限は更新されますが
303認定(レベル3)の有意性は更新されません。
「303試験」を再受験して合格する必要があります。

※以前実施されていた301試験と302試験は
2014年3月31日に廃止されたため、
有意性の期限を延長できなくなりました。

但し、「301認定」については、「303試験」または「304試験」の
いずれかを受験して合格した場合、301認定(LinuC-3 Core)の
有意性の期限を延長できます。
(302認定の延長をすることはできません)

試験場所

全国のピアソンVUEの試験会場

難易度

上級

出題範囲

■300試験:
LDAPディレクトリの暗号化アクセス
OpenLDAPのレプリケーション
SSL/TLS
iptables
PAM、NSS
Kerberos
LDAPとActive Directory統合
Sambaの設定詳細 など

■303試験:
証明書、公開鍵
サーバー認証
クライアント認証
暗号化ファイルシステム
DNSSEC
ブートローダー
OpenSCAP
NSS、PAM、SSSD
FreeIPA
ACL
SELinux
AppArmor、Smack
NFS、CIFS
ネットワークセキュリティ
Snort
OpenVPN
IPsec など

■304試験:
仮想化
ハイパーバイザー
Xen、KVM
libvirt
OpenStack
CloudStack
ロードバランスクラスタ
フェイルオーバークラスタ
Pacemaker
Corosync
DRBD
など

公式サイト

LinuCレベル3 300試験
LinuCレベル3 303試験
LinuCレベル3 304試験
300試験サンプル問題
303試験サンプル問題
304試験サンプル問題