情報処理安全確保支援士(旧情報セキュリティスペシャリスト)は、経済産業省が実施している国家資格です。
ネットワーク、サーバなど様々なセキュリティに関するスキルを証明する資格です。
セキュリティに関する専門的な知識・技能を問う問題が出ます。
平成28年(2016年)までは情報セキュリティスペシャリストという名称でしたが、
平成29年(2017年)から情報処理安全確保支援士に変わりました。
情報処理安全確保支援士として認定されるには、2つの方法があります。
1つ目は、今までの「情報セキュリティスペシャリスト試験」の合格者もしくは
「テクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験」の合格者は、
登録することで、情報処理安全確保支援士として認定されます。
※2017年4月1日の登録者は、4,172名でした。
ただし、制度開始(2017/4)から2年間の経過措置期間のみ有効のため、
2018年8月19日申請締切となっています。
経過措置期間終了後は、登録資格を失います。
2つ目は、2017年4月から始まる情報処理安全確保支援士試験に合格して、登録となります。
登録することで、国家資格「情報処理安全確保支援士」の資格名称を使用することができます。
上記の2つの方法について
登録時に、登録免許税(9,000円)と登録手数料(10,700円)がかかります。
この登録免許税(9,000円)は郵便局等で収入印紙を購入して登録申請書に貼付します。
登録手数料(10,700円)は、
IPAの銀行口座に振込みして、その証明書類を登録申請書に貼り付けする方法で
納付することになっています。
登録後は、毎年、情報処理安全確保支援士の資格を更新するために、
講習を受講する必要があり、毎年費用がかかります。
講習は知識の継続的な維持および向上を図るために実施することになりました。
具体的には、登録日を起点として、オンライン講習(6時間)を毎年1回、
集合講習(6時間)を3年に1回受講することが義務付けられます。
つまり、毎年受講しないと、資格を更新できなくなります。
3年ごとのタイミングでは、オンライン講習と集合講習の両方を受講する必要があります。
講習費用はオンライン講習A、B、Cの各コースともに20,000円で、
集合講習が80,000円です。
つまり、10年間で合計440,000円(2万+2万+10万+2万+2万+10万+2万+2万+10万+2万)
登録時(初回のみ)の19,700円と合わせて、10年間で459,700円かかります。
高いです、結構な金額です。
令和1年(秋期)→応募者数が21,237名、合格率が19.4%(合格者2,703名)
平成31年(春期)→応募者数が22,175名、合格率が18.9%(合格者2,744名)
平成30年(秋期)→応募者数が22,447名、合格率が18.5%(合格者2,818名)
平成30年(春期)→応募者数が23,180名、合格率が16.9%(合格者2,596名)
平成29年(秋期)→応募者数が23,425名、合格率が17.1%(合格者2,767名)
平成29年(春期)→応募者数が25,130名、合格率が16.3%(合格者2,822名)
平成28年(秋期)→応募者数が32,492名、合格率が13.5%(合格者3,004名)
平成28年(春期)→応募者数が26,864名、合格率が16.5%(合格者2,988名)