ITIL資格(Information Technology Infrastructure Library)
ITIL資格はPeopleCert(ピープルサート)が実施している民間資格です。
2019年からITIL v4(バージョン4)資格がリリースされました。
以下はITIL v4資格の内容です。


資格名称(ITIL v4)

・ITIL Foundation(ファンデーション)

・ITIL Managing Professional(マネージングプロフェッショナル(MP))

・ITIL Specialist(スペシャリスト):作成/提供/サポート

・ITIL Specialist:利害関係者の価値を主導

・ITIL Specialist:ハイベロシティIT

・ITIL Strategist(ストラテジスト):指示/計画/改善

・ITIL Strategic Leadership(ストラテジックリーダー)(SL)

・ITIL Leader(リーダー):デジタル&IT戦略

・ITIL Master(マスター)

内容

ITIL(アイティル:Information Technology Infrastructure Library)は、
ITシステムの運用や保守を効率的に実施するための業務ノウハウをまとめたものです。

ITサービスマネジメントのノウハウをまとめたベストプラクティス(成功事例)
と言われています。

簡単にいうと、ITシステムを運用していくために
必要なスキルがまとめられているものがITILです。

このITILに関するスキルを証明する資格がITIL資格です。
試験の提供は、今まではEXIN(エクシン)が行っていましたが、
PeopleCert(ピープルサート)に変わりました。
PearsonVUE(ピアソンVUE)、プロメトリック社、
IT&ストラテジーコンサルティング社で受験が可能です。

ITIL資格にはバージョンがあり、
2019年2月ITIL v4がリリースされました。
(ITIL v3→ITIL 2011→ITIL v4になってます)

ITIL v4の日本語試験は2019年11月から開始されました。
最新のITIL v4の資格体系(以下)は、v3から変更されました。

v4は以下の資格があります。
・ITILファンデーション
・ITILマネージングプロフェッショナル(MP)
・ITILスペシャリスト:作成/提供/サポート
・ITILスペシャリスト:利害関係者の価値を主導
・ITILスペシャリスト:ハイベロシティIT
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善
・ITILストラテジックリーダー(SL)
・ITILリーダー:デジタル&IT戦略
・ITILマスター


Foundation(ファンデーション)

ITIL Foundation(ファンデーション)はエントリーレベルの資格です。

日本では17万人以上がこの資格を取得しています(ITIL v3以前を含む)
研修を受講すれば、試験にはほぼ合格できます。

問題数は40問の4択選択式です。
試験は1時間で、合格基準ラインは65%ですので、
40問中26問の正解が必要です。

受験料は試験会場によって違い、ピアソンVUEプロメトリックは43,890円(税別)です。 IT&ストラテジーコンサルティング32,000円(税別)です。
受験料はよく変更されるので、受ける前にチェックした方がいいです。


ITIL4マネージングプロフェッショナル(MP)

ITIL4マネージングプロフェッショナル(MP)資格
ファンデーション資格の上位資格です。

ITIL4マネージングプロフェッショナル(MP)資格は
以下の4つの資格を取得することで認定されます。
・ITILスペシャリスト:作成/提供/サポート
・ITILスペシャリスト:利害関係者の価値を主導
・ITILスペシャリスト:ハイベロシティIT
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善


ITILストラテジックリーダー(SL)資格

ITILストラテジックリーダー(SL)資格
ファンデーション資格の上位資格です。

ITILストラテジックリーダー(SL)資格は
以下の2つの資格を取得することで認定されます。
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善
・ITILストラテジックリーダー(SL)


Master(マスター)

ITILマスターは、v3のときと同様に、ITILの最上位資格です。


公式サイト

ITIL認定機関(PeopleCert)