では、今日も授業を始める。今日のテーマはITIL(アイティル)だ。
ITIL(アイティル)って何?
ITIL(アイティル)は、Information Technology Infrastructure Libraryのことで、
ITシステムの運用・保守を行う上で重要なことをノウハウをまとめたものだ。
つまり、ベストプラクティス(成功事例)をまとめたものだ。
ITILは運用のベストプラクティスってことね。
ITIL資格は、以前はEXIN(エクシン)が実施していたが、
PeopleCert(ピープルサート)に変更になった。
ITIL資格にはバージョンがあり、以下の時期にリリースされた。
・ITIL ver1:1990年前後
・ITIL ver2:2000年前後
・ITIL ver3:2007年
・ITIL ver4:2019年
ITIL資格の新しいバージョン4が2019年にリリースされたのね。
何人くらいがITIL資格もってるの!?
日本では17万人以上がITIL資格(バージョン3以下)を取得している。人気のある資格だ。
このITIL資格は、世界中で実施されていて、資格の有効期限はない。
例えば、Cisco資格のように2年間もしくは3年間経過する前に、資格を更新しないといけないということがない。
ITIL v3(バージョン3)の資格については、以下の4つがあった。
・ITIL Foundation(ファンデーション)
・Intermediate(インターミディエイト)
・Expert(エキスパート)
・Master(マスター)
ITIL v4(バージョン4)からは体系が変わった。
ITILの新しいバージョンのITIL v4は、2019年11月から日本語試験が開始した。
ITILファンデーション試験の受験料は、試験会場によっても違い、ピアソンVUEやプロメトリックは43,890円(税別)で、
IT&ストラテジーコンサルティングは32,000円(税別)になっている。
受験料は変更されることが多々あるから、受ける前にチェックした方がいい。
試験時間は60分、4択の選択式で40問の問題が出る。
ファンデーション試験の難易度は低いとされている。勉強することで合格できる。合格率は非公表だが、合格率は高いといわれている。
バージョンは4が最新なのね。バージョン3から変わったの!?
資格体系が変わった。ITIL v4の認定資格は以下資格になった。
・ITILファンデーション
・ITILマネージングプロフェッショナル(MP)
・ITILスペシャリスト:作成/提供/サポート
・ITILスペシャリスト:利害関係者の価値を主導
・ITILスペシャリスト:ハイベロシティIT
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善
・ITILストラテジックリーダー(SL)
・ITILリーダー:デジタル&IT戦略
・ITILマスター
ITIL v3のときと同様に、エントリーレベル(初級)の資格はITILファンデーション資格だ。
ITIL v4マネージングプロフェッショナル(MP)資格を取得するには、以下4つの資格を取得すれば認定される。
・ITILスペシャリスト:作成/提供/サポート
・ITILスペシャリスト:利害関係者の価値を主導
・ITILスペシャリスト:ハイベロシティIT
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善
ITIL v4ストラテジックリーダー(SL)資格を取得するには、以下2つの資格を取得すれば認定される。
・ITILストラテジスト:指示/計画/改善
・ITILストラテジックリーダー(SL)
最上位の資格は、v3と同様に、ITILマスター資格だ。
ITIL v3のときは、ITILエキスパート資格、ITILインターミディエイト資格があったけど、
v4からはその名称の資格はなくなったってことね。
以下のPeoplecertの認定試験会場で、ITILファンデーション試験が受けられる。
ITILを学べばシステム運用の基本が分かる。まずは、ファンデーション資格を取ってみるといい。
・ピアソンVUE
・プロメトリック
・IT&ストラテジーコンサルティング
では、今日はここまで。
は~い
1.ITILはIT運用のベストプラクティス(成功事例)
2.ITIL資格は2019年にバージョン4がリリース
3.日本では17万人以上がITIL資格取得
4.ITIL資格は人気がある
5.ITIL v3とv4で資格体系が違う