




では、今日も授業を始める。今日のテーマはRFI(Request For Information)だ。

前回学習したRFPとの違いを理解するように。

RFI(アールエフアイ)って何?

RFIは、情報提供依頼書のことで、
システム開発やリプレースを行うときに、発注企業がベンダー(開発者)に情報提供を求めるための資料だ。

発注業者は、RFPを出す前に、まずはRFI(アールエフアイ)を出すのね。

RFIでベンダー(開発者)に情報提供を求める。ベンダーから出てきた内容によって、
どこにRFPを投げるかを決める。

RFIではシステム構築実績数や提供可能なサービス概要などの情報を提示してもらうための文書だ。
RFIに対するベンダーの回答は、パンフレットや製品カタログ、導入事例などの回答となる。
RFIで費用について求める場合、参考価格、標準価格などの価格がでてくるレベルで、詳細な見積もりが出てくるわけではない。

RFIを出してから、ベンダーがRFI回答するまでの期限は、1週間や2週間程度と短めの場合が多いが、
これはRFIのため、ある程度ざっくりした内容で回答してよいものだからだ。

RFIを出してからRFPを出す時と、RFIを出さずにRFPを出す時があるけど、どちらがいいの?

ある程度、ベンダーの導入実績や技術力を知っていて、RFIなしでもRFPを出せる場合にRFIを出さないことがある。
例えば、新しい製品であったり、新しいベンダーで導入実績がよく分からない場合、いきなり、RFPを出すのではなく、
依頼できるベンダーかどうか見極めるためにまずRFIを出すことがある。

RFIの回答をみて、RFPを出すところを決めればいいのね。

では、今日はここまで。

は~い
1.RFIは情報提供依頼書のこと
2.RFIでベンダーに情報提供を求める
3.RFI回答は製品カタログ、導入事例などの回答
4.RFIでは詳細見積もりはしない
5.RFIを出してからRFPを出す
6.RFIを出さずにRFPを出すこともある