物理CPU数、コア数の確認方法とは



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では、今日も授業を始める。今日のテーマはCPU(シーピーユー)だ。




前にCPUって勉強した~




今日はCPUの情報を確認するコマンドを学習する。CentOS7やRHEL7の物理CPU数を確認するコマンドは分かるか?




えっ、分からないし。




cpuの情報は/proc/cpuinfoに書かれている。 cat /proc/cpuinfoでどのような情報が書かれているか見てみるといい。 物理CPU数は以下のコマンドで確認できる。
$ grep physical.id /proc/cpuinfo | sort -u | wc -l
2
$
結果が2であれば、2つの物理CPUを積んでいる。




次に、1つの物理CPU上にいくつのコア数があるか確認するコマンドは分かるか?




これも、/proc/cpuinfoに書いてあるの?




うむ。コア数を確認するコマンドは以下の通りだ。
$ grep cpu.cores /proc/cpuinfo | sort -u
cpu cores :4

このように表示されれば、1つの物理CPUごとに、4つのコアがあることになる。




やっぱり、/proc/cpuinfoに書いてあったでしょう。




最後に、論理プロセッサーの数は以下のコマンドで確認できる。
$ grep processor /proc/cpuinfo | wc -l
16




今回のケースをまとめると、物理CPUが2つで、1つの物理CPUが4コアだから、 2×4=8で、CPUのハイパースレッディングが有効になっているときは、 2倍になる8×2=16で、論理プロセッサーが16という結果になった。




最近のCPUでは、ハイパースレッディングを有効にして、1つのコア上で複数の処理を実行できるCPUもある。 CPUによっては、ハイパースレッディングに対応していないCPUもある。




2 socket(物理CPU数) × 4 cores(コア数) × 2 threads(ハイパースレッディング有効) =16 processers (論理プロセッサー数)ということね。




lscpuコマンドというコマンドでもCPUの情報が確認できる。 lscpuと入力して[Enter]を押すと、いろいろな情報が出力されるけど、以下の部分を見ればよい。

コアあたりのスレッド数:2
ソケットあたりのコア数:4
Socket(s): 2




では、今日はここまで。




は~い



今回のまとめ

1.物理CPU数の確認はgrep physical.id /proc/cpuinfo | sort -u | wc -l

2.コア数の確認はgrep cpu.cores /proc/cpuinfo | sort -u

3.論理プロセッサー数の確認はgrep processor /proc/cpuinfo | wc -l

4.CPUのハイパースレッディングが有効になっているとコア数を2倍して計算

5.lscpuコマンドでもCPU情報を確認できる


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