では、今日も授業を始める。今日のテーマはCPU(シーピーユー)だ。
CPU(シーピーユー)って何?
CPUとは、Central Processing Unitの略で、プロセッサといったり、中央処理装置といったりする。
コンピューターには必ず必要な部品だ。CPUは、メモリからデータを読み込み、処理を実行する。
CPUという部品は小さいが、パソコンの性能に大きく関わってくるんだ。
CPUってどんな部品でできてるの?
CPUはトランジスタが何億個もついているんだ。
CPUに種類ってあるの?ブランド品とか?
CPUを製造するメーカーは、いくつかある。
1番有名なのは、Intel(インテル)だ。その他にAMD(エーエムディー)も有名だ。両方ともアメリカ(米国)の会社が作っている。
コンピュータの中に、CPUって部品があるんだよね?例えば、インテルのCPUが内蔵されていたりするわけ?
うむ。コンピュータのマザーボードとよばれるボード上に、
CPUをつけるCPUソケットという部分があって、そこに付けられている。
CPUには、キャッシュメモリがあり、高速なSRAM(エスラム)が使われている。
キャッシュメモリーとして使われるSRAMという部品は、Static Random Access Memoryのことで、データの読み書きが速くて、消費電力も少ない。
容量は少ないが、値段が高いんだ。SRAMは、揮発性メモリーといって、電源が供給されなくなると SRAMで保存していたデータは消えてしまう。
SRAMは高いのか~
CPUは、メモリーに保存されているデータを読みこんで、
処理をするんだが、この処理は遅い。つまり、データを処理するのが遅くなってしまう。
そこで、CPUにキャッシュメモリを搭載することで、メモリーから何度も読み込まなくてよくなる。
つまり、よく使うデータはCPUのキャッシュメモリーに保存して、処理を高速化しているんだ。
CPUのキャッシュメモリーと、メモリー(メインメモリ)は別物ってことね。
CPUのキャッシュメモリーには、1次キャッシュや2次キャッシュ、3次キャッシュなどがある。
CPUによって、何次キャッシュまであるかは違う。
例えば、3次キャッシュまで搭載しているCPUの場合、
1次キャッシュにも、2次キャッシュにも、3次キャッシュにもデータがないときに、
メモリー(メインメモリ)のデータを読み込みに行く。
メモリー(メインメモリ)のデータを読み込みに行く場合は、処理が遅くなるってことね。
つまり、データ処理を行う。CPUの性能が悪いと、処理が遅くなってしまう。
あとスマートフォンにもCPUはある。つまり、CPUはコンピューターの頭脳に該当する。
CPUの性能がいいと、処理が速いからレスポンスも早くなるのか~
あと、重要な用語に、コアというものがある。
コンピューターのスペック(性能)を確認するときに、どのCPUを使っているか、何コアのCPUか(いくつのコアを持っているCPUか)を確認したりする。
コアについては次回にしよう。
は~い
1.CPUは中央処理装置のことである
2.CPUはトランジスタが何億個もついている
3.CPUは、メモリからデータを読み込んで、処理を行う
4.CPUを作っている企業は、Intel(インテル)やAMD(エーエムディー)が有名である
5.CPUのキャッシュメモリには高速なSRAM(エスラム)が使われている
6.1次キャッシュや2次キャッシュ、3次キャッシュまで搭載しているCPUもある