では、今日も授業を始める。今日のテーマはRHEL8だ。
RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のバージョン8が2019年5月7日にリリースされたね。
それな。
IBMがRed Hatを買収だったよね。
RHEL7とRHEL8で違う点は?
RHEL7ではntpとchronyが時刻同期として利用できたが、RHEL8ではchronyのみになる。
RHEL8からはyumに代わって、dnfコマンドに変更になる。dnfコマンドのオプションは、今までのyumコマンドと同じだ。
dnfはPython3を利用している。yumコマンドはdnfコマンドへのシンボリックリンクになった。
RHEL8からはiptablesに代わって、nftablesに変更になった。firewalldのバックエンドがnftablesに変わる(firewalld+nftables)。
firewalldを利用せずにnftablesのみ利用することも可能だ。
RHEL8のサポート期間は2019年5月~2029年5月までの10年間だ。Full Support 5年+Maintenance Support 5年になる。
RHEL7までは、Full Support 5.5年+Maintenance Support 3.5年の合計10年サポートだったから少し変更になったんだね。
うむ。リリース後10年間のサポートは同じだ。
リリース日と通常サポート終了日(10年間)
RHEL4:2005/2/14 2012/2/29
RHEL5:2007/3/15 2017/3/31
RHEL6:2010/11/10 2020/11/30
RHEL7:2014/6/10 2024/6/30
RHEL8:2019/5/7 2029/5
https://access.redhat.com/support/policy/updates/errata/
では、今日はここまで。
は~い
1.RHEL8が2019年5月7日リリース
2.RHEL7ではntpとchronyだったが、RHEL8はchronyのみ
3.RHEL8からyumコマンドがdnfコマンドに変わった
4.RHEL8のサポート期間は2019年5月~2029年5月の10年間
5.RHEL8からiptablesがnftablesに変わった