では、今日も授業を始める。今日のテーマはCentOS8だ。
CentOSって、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のソースコードをもとに作られたLinux(リナックス)のOSのことでしょう。
うむ。RHEL(Red Hat Enterprise Linux)のバージョン8が2019年5月7日にリリースされ、
CentOS8(セントオーエス エイト)が2019年9月24日にリリースされた。
RHELの新しいバージョンが出たら、CentOSも新しいバージョンが作られるもんね。
CentOS7とCentOS8で何が変わったの?
CentOS8では、RPMのパッケージ管理用コマンドのyumがdnfに変わった。
でも、dnfコマンドのオプションはyumコマンドと同じでしょう。
細かい点だけど、dnfコマンドはpython3をベースに作られていて、yumコマンドはpython2をベースに作られている。
dnfコマンドはFedora(フェドラ)というOSでも採用されてる。
CentOS8でもyumコマンドを使えるが、実際は内部的にdnfコマンドが呼び出されるようになっている。
それじゃあ、今までとあまり変わらないね。
あと、CentOS8からはパケットフィルタリングツールのiptablesがnftablesに変わった。
nftablesはiptablesとまったく仕様が違うので、覚えるのに時間がかかる。
CentOS8からは時刻同期ソフトウェアのntp(エヌティーピー)がなくなり、chrony(クロニー)のみになった。
CentOS7までは、ntpとchronyのどちらでも利用できたもんね。
うむ。以下からCentOS8はダウンロードできるから、インストールしていろいろ試してみるといい。
https://www.centos.org/
では、今日はここまで。
は~い
1.CentOS8が2019年9月24日リリース
2.CentOSはRHELのソースコードをもとに作られている。
3.CentOS7はntpとchronyでも可能、CentOS8はchronyのみ
4.CentOS8はRPMのパッケージ管理用コマンドのyumがdnfに変わった。
5.dnfコマンドはpython3がベースになっている。