メールの仕組み




■動画でわかりやすく解説してます。








では、今日も授業を始める。今日のテーマはメールだ。




最近、迷惑メール多すぎ、マジうざいんだけど。




うむ。メールがどのように送られてくるかって知ってる?




インターネットからでしょ?




もっと具体的に。例えば、パソコンのメールソフト(メーラー=MUA)からメールを送った場合、どのようにメール送信してどのサーバを経由してくる?




メーラーのことをMUA(Mail User Agent)というから覚えておいて。テストに出すかもしれない。




メーラーって何?




Microsoft Outlook(アウトルック)とかThunderbird(サンダーバード)などのメールを送ったり、メールを受信したりする電子メールを扱うソフトウェアのことをメーラーという。 メーラーは、メールソフトといったり、MUA(エムユーエー)ともいう。




そのほかのメーラーには、Sylpheed(シルフィード)やBecky! Internet Mail(ベッキー インターネットメール)などのメーラーも有名だ。




それな。




メーラーからどこにメールが送られると思う?




インターネットでしょ。




まずインターネットに接続するためには、ISP(インタネットサービスプロバイダー)と契約しないといけない。 自分が契約したISPがメールサーバを持っているから、そのISPのメールサーバにまずメールを送るようになっている。




だから、パソコンのメーラーには、ISPから教えてもらったメールサーバのIPアドレスを設定して、一般的にはSMTPというプロトコルで ISPのメールサーバへメールを送る。




そうすると、ISPのメールサーバまでメールが届くよね。その後、ISPのメールサーバから宛先のメールアドレスへ送信されるんだけど、 例えば、宛先がuser01@example.co.jpというメールアドレスだった場合、 ISPのメールサーバが、@の後ろのドメイン名(今回はexample.co.jp)のMXレコード(エムエックスレコード)が何かをDNSサーバに聞きに行くんだ。 MXレコードが何かっていうのは後で説明する。




その後、DNSサーバがそのドメインのMXレコードのIPアドレスは、xxx.xxx.xxx.xxxだよというように IPアドレスを教えてくれるから、ISPのメールサーバがそのIPアドレス宛てにメールを配送する。 このようにDNSでMXレコードの名前解決をして、メールを配送することをMX配送といったりする。




なにそれ、DNSって?MXレコード




まず通信するためには、IPアドレスがわからないと通信できない。 例えば、Webサイトを見るときも、ブラウザ(IE、Firefox、Google Chromeなど)で、 http://yahoo.co.jpと入力して、Webサイトを表示するけど、この時も、yahoo.co.jpというドメインのIPアドレスが何かをDNSサーバに聞きに行って IPアドレスが分かったら、そのIPアドレスへ接続しにいく。




そのIPアドレスがWebサーバで、WebサーバからYahooのコンテンツ内容が送られてきて ブラウザがそれをパソコンの画面に表示している。




つまり、DNSサーバがなかったら、Webサイトも見えない。 同じように、メールを送る時もメールアドレスの@の右側のドメインのMXレコードが何かを DNSサーバに聞きにいって、そのMXレコードのIPアドレスがわかれば、メールが配送されるってことね。




まず、クライアントのPC(パソコン)は、クライアントが契約しているISP(インターネットサービスプロバイダー)の メールサーバへメールが送信される。ここではISP-Aという名前にする。




次に、ISPのメールサーバは、そのメールの宛先メールアドレスをチェックして、 どこに送ったらいいかを考える。




宛先のメールアドレスが、送信者(クライアント)と同じドメインであれば、 ISP-Aのメールサーバにメールが格納される。




もし、宛先メールアドレスが、ISP-Aのドメインではなく、他のISPのドメインであった場合、 DNSサーバにMXレコードを聞きに行きます。DNSサーバには、example.com MXレコード mailserver.example.com のような感じで、 該当ドメインのメールサーバのFQDN(Fully Qualified Domain Name)が設定されているため、 まずはFQDNがわかる。次にそのFQDNのIPアドレスを確認する。




この場合、mailserver Aレコード 192.168.1.1のような感じでDNSサーバにAレコードが設定されているため、 IPアドレスがわかる。




DNSに聞きに行って、DNSサーバから結果をもらうことを名前解決という。 よって、上記の流れは、DNSサーバでMXレコードの名前解決をして、FQDNがわかり、 さらに、そのFQDNがどのIPアドレスかAレコードの名前解決をしている。 Aレコードは、どのFQDNがどのIPアドレスかという情報だ。




メールが配送されるときに、メールアドレスのドメイン部分(@より後ろ)のMXレコードが何かを名前解決して、メールサーバのIPアドレスが確認できたら メールを配送できるってことね。




うむ。今日はここまで。




は~い。



今回のまとめ

1.メーラー=MUA(Mail User Agent)=メールソフトウェア

2.Microsoft Outlook、ThunderbirdなどのMUAが人気

3.ISPのメールサーバへSMTP送信

4.ISPのメールサーバはMXレコードを参照してメール配送する

5.ISPはインターネットサービスプロバイダーのこと



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