ロードバランサー(負荷分散装置)とは



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では、今日も授業を始める。今日のテーマはロードバランサー(負荷分散装置)だ。




負荷分散装置って何?




負荷分散装置は、サーバの前において、通信(負荷)を振り分ける機器だよ。負荷(load=ロード)をバランシングするので、ロードバランサーともいわれている。




負荷分散装置=ロードバランサーってことね。




負荷分散するには、ハードウェア負荷分散と、ソフトウェア負荷分散の2つがある。




ハードウェア負荷分散は、ロードバランサー専用の筐体(機器)で、 負荷分散を行うというものだ。つまり、専用の機器を購入する必要がある。 負荷分散専用の機器なので、アプライアンスという。




アプライアンスは何かの機能に特化した専用機器ってことね。




次に、ソフトウェア負荷分散は、サーバにソフトウェアをインストールして、 ソフトウェアで負荷分散する方法だ。




例えば、ソフトウェア負荷分散の1つとして、Windows NLB(Windows Network Load Balancing)といって、 Windowsサーバの機能を使って、負荷分散させる方法がある。 この場合、機器(負荷分散装置)を買わなくても、負荷分散が実現できる。




WindowsサーバのOSの機能に、NLB(エヌエルビー)の機能が含まれてるのね。




Windows Server 2003からNLBの機能を持っている。でも、小規模な構成の分散の場合はNLBでもいいが、 大規模な構成で大量のアクセスがある場合は、専用の負荷分散装置を入れないと、レスポンスが遅くなってしまう。




ちょっとだけ、分散したいときは、NLBでもいいけれど、大量なアクセスが見込まれる場合は、 専用の負荷分散装置を購入して、サーバの前に入れるようにする。




専用機器の方が大量アクセスでも処理遅延なく、さばけるってことね。




あと、OSS(オープンソースソフトウェア)のnginx(エンジンエックス)でも、 ロードバランサーの機能がある。nginxはWebサーバーのソフトウェアだけど、ロードバランサーの機能や リバースプロキシの機能など、いろいろなことができる。




nginx(エンジンエックス)って、Apache(アパッチ)のようなWebサーバソフトウェアだよね。Apacheより大量アクセスをさばけるWebサーバソフトウェアだよね。




例えば、CentOS7に、nginxをインストールして、そのCentOS7のサーバをロードバランサーとして使うことができる。




CentOS(セントオーエス)って、RHEL(アールエイチイーエル)のクローンOSでしょ。




うむ。しっかり勉強しているな。




CentOS+nginxなら、オープンソースで実装できるから、自分でやれば費用かからないね。




次に、ハードウェア負荷分散のアプライアンス製品をみていこう。 負荷分散装置で有名なのは、F5のBIG-IP(ビッグアイピー)という製品や、A10(エーテン)のThunder(サンダー)シリーズやAXシリーズ、 ラドウェアのAlteon(アルテオン)、Citrix(シトリックス)のNetscaler(ネットスケーラー)が有名だ。




F5のBIG-IPは以前から、ずっとシェアNo1を達成している
1番有名な製品で、数百万円~1000万円くらいする。 冗長化しようとすると、機器を2台購入してActive-Standby(アクティブ・スタンバイ)の構成にする必要があるため、さらに費用が高くなる。




BIG-IPが世界シェアNo1ね。Active-Standbyって、1台が稼働系でもう1台が待機系ってことね。




うむ。1台の稼働系だけで負荷分散を行い、待機系には何も通信が来ない。稼働系のBIG-IPに障害が発生したときに、 フェールオーバーで、稼働系から待機系に切り替わって、待機系が稼働系となって、負荷分散するようになる。




BIG-IPは大企業で使われており、導入実績はすごいある。三菱UFJ銀行などでも利用されている。




さすがNo.1だ。




BIG-IPのOSは、Linux(リナックス)をベースとしていて、 F5社がカスタマイズしているので、独自OSだ。




Linuxベースなので、sshでログインして、Linuxの基本コマンドが使えたりする。lsコマンドとか、cdコマンドとかも、もちろん使える。




BIG-IPは、LinuxOSをカスタマイズしたOSってことね。




あと、A10(エーテン)は、Cisco機器のコマンドに似たコマンドが打てるようになっている。
最近すごく人気がある。




では、今日はここまで。




は~い



今回のまとめ

1.負荷分散装置は、サーバの前において、負荷を分散する機器

2.負荷分散装置=ロードバランサー

3.ハードウェア負荷分散と、ソフトウェア負荷分散の2つがある

4.ハードウェア負荷分散は、BIG-IPやNetscalerなどの専用機器で負荷分散

5.ソフトウェア負荷分散は、Windows NLBやnginxなど

6.アプライアンスは特定の用途向けに設計・開発された機器

7.F5のBIG-IPは負荷分散装置として有名

8.A10のThunderシリーズやAXシリーズも負荷分散装置として有名

9.ラドウェアのAlteonも負荷分散装置として有名

10.CitrixのNetscalerも負荷分散装置として有名

11.F5のBIG-IPが昔から世界シェアNo1。世界的に導入実績が多い



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