では、今日も授業を始める。今日はロードバランサー(負荷分散装置)のBIG-IPだ。
ロードバランサーの続きね。
ロードバランサーの機器として有名な機器は覚えてるか?
F5って会社が作っているBIG-IP(ビッグアイピー)でしょ。
うむ。BIG-IPは通常の負荷分散機能の他に、複雑な処理を、iRules(アイルール)という言語で記述すれば複雑な処理も実行できるようになっている。
このiRulesは、TCL(ティクル)と呼ばれる言語を、F5が少しカスタマイズしてiRules(アイルール)という名前にしたんだ。
難しそう~。
BIG-IPのOSのバージョンは、2019年5月時点で最新がバージョン14だ。
https://support.f5.com/kb/en-us/products/big-ip_ltm/releasenotes/product/relnote-bigip-14-0-0.html
BIG-IPソフトウェアサポート期限は以下公式サイトに記載されている。
https://support.f5.com/csp/article/K5903
バージョン10は2016年12月31日で、メーカーのF5社のサポートが終了したため、
バージョン10を使っていると、サポートもされないし、不具合や脆弱性が出ても修正プログラムも出てこない。
サポート期限切れにならないように、EoLまでにバージョンアップしないといけないんだよね。
バージョン10と11では、画面イメージが変わったり、いくつか変更がされているため、慣れるのに少し時間がかかる。
といっても、BIG-IPに精通している人は比較的少ない。
Linuxであれば、本屋にいけば、Linuxに関する参考書はたくさんあるが、BIG-IPに関する本はほとんど販売されていない。
それじゃあ、どうやってBIG-IPの使い方を覚えればいいの?
F5が研修を行っている。20万や40万くらいかかっちゃうけど。
高いし。
あとは、ググって、検証してみるしかない。大変なんだ。
だから、必然的に、BIG-IPの技術者は少なくなる。
じゃあ、あたしがBIG-IPをマスターして、エバンジェリストガールになろうかな。
では、今日はここまで。
は~い
1.BIG-IPは基本的な設定をGUIでブラウザから行う
2.BIG-IPは複雑な処理を、iRulesという言語で記述できる
3.iRulesは、TCL言語をF5がカスタマイズした言語