では、今日も授業を始める。今日はロードバランサー(負荷分散装置)の負荷分散方式だ。
ロードバランサーの続きね。
ロードバランサーの基本的な内容を覚えていこう
は~い。
ロードバランサーのことを、LBと略すことがあるので、覚えておいて。
ロードバランサーは、サーバの前に置かれて、負荷を分散する。
まずは、ロードバラシング(負荷分散)の機能について、みていこう。
例えば、サーバが3台いる場合、クライアントはロードバランサーのIPアドレス(バーチャルIPアドレス=VIP)に対して、
通信しにくる。ロードバランサーは配下のサーバ3台のいずれかに通信させる。これを負荷分散という。
ロードバランサーがいることで、サーバ3台のどれかに通信が集中しないようにできるってことね。
うむ。ロードバランサーの負荷分散方式には、いくつかある。
ラウンドロビン方式(Round Robin)は、分散対象のサーバに通信が均等になるように順番にリクエストを振り分ける。
リーストコネクション方式(最小コネクション)は、負荷分散装置が分散対象にサーバに、どれだけ接続中の通信があるか、
コネクション数をチェックして、コネクション数が1番少ないサーバへリクエストを振り分ける。
重み付けラウンドロビン方式は、サーバに優先順位を付けて、振り分けるリクエストをサーバごとに変えることができる。
これ以外のみ負荷分散方式はいくつかあるが、一般的にラウンドロビンまたはリーストコネクションが最も利用されている。
リーストコネクションだと、コネクション数をみて、コネクション数が少ないサーバへ通信がいくようにするから
負荷が分散されそう。
ラウンドロビンだと、順番に通信を分散するけど、コネクション数を見ていないから、
コネクションを張り続けているようなケースだと、リーストコネクション方式の方がいいのかな~。
うむ。今日はここまで。
は~い。
1.ロードバランサーをLBと略す
2.ロードバランサーはサーバの前に置き、負荷を分散
3.負荷分散方式にはいくつかの方式がある(例えば以下)
・ラウンドロビン方式
・リーストコネクション方式(最小コネクション)
・重み付けラウンドロビン方式
4.ラウンドロビンは順番に通信を分散させる
5.リーストコネクションはコネクション数が少ないサーバへ通信を振る
6.ラウンドロビンやリーストコネクションが最も利用されている