では、今日も授業を始める。今日のテーマは/etc/resolv.confだ。
resolv.confって何?
/etcの配下のファイルということは、まずは設定ファイルと考えればいい。
resolv.conf(リゾルブ ドット コンフ)ファイルは、DNSサーバを設定するファイルだ。
このresolv.confに指定してあるnameserver(DNSサーバ)に、名前解決しにいくようになっている。
nameserver DNSサーバ(ネームサーバ)のIPアドレス
domain ドメイン名
search 検索リスト
例えば、以下のように、/etc/resolv.confにDNSサーバを複数指定することもできる。
$ cat /etc/resolv.conf
nameserver 192.168.0.1
nameserver 192.168.0.2
domain localdomain
search test1.example.co.jp test2.example.co.jp
DNSサーバを複数指定しておけば、1台のDNSサーバが障害になっても、2台目で名前解決ができるから冗長化になってるんだよね。
nameserverを複数指定した場合は、最初に指定したDNSサーバに名前解決(問い合わせ)を行い、
もし、名前解決できなかった場合に、2つ目に指定したDNSサーバに問い合わせを行う。
domain行では、所属しているドメインを指定する。
名前解決のときにホスト名だけを入力すると、domainで指定したドメイン名を付与して、名前解決を実施するようになる。
$ ping test-server01のように入力したとき、
$ ping test-server01.localdomain
というようにドメイン名を付与してくれる。
searchは、domainを複数指定できるようにしたものだ。
searchには最大で6つまでドメインを指定することができる。
最低限必須なのは、nameserverの指定だ。
どのDNSサーバへ名前解決すればよいかの設定が最低限必要ってことね。
では、今日はここまで。
は~い
1./etc/resolv.confはDNSサーバを設定するファイル
2.nameserverは複数記述できる(冗長化)
3./etc/resolv.confにはnameserverの指定が必須
4.searchには最大で6つまでドメインを指定可能
5./etc/resolv.confに設定されているDNSサーバへ名前解決しにいく