では、今日も授業を始める。今日のテーマはipコマンド、ssコマンドだ。
ipコマンドって何!?
CentOS/RHELサーバ(バージョン7以降)のIPアドレスを確認するときに使うコマンドだ。
以下のコマンドで、IPアドレスが確認できる。
■CentOS6/RHEL6以前
ifconfig -a
■CentOS7/RHEL7以降
ip a もしくはip addr
CentOS7/RHEL7からは、ifconfigコマンドがipコマンドに変わったってこと?
コマンドが変わったわけではないが、CentOS7/RHEL7からは最小構成でインストールすると、
ifconfig、route、netstat、arpコマンドが使えないようになっている。
yum install net-toolsで、net-toolsをインストールすれば利用できるようになるが、net-toolsはdeprecated(廃止予定)扱いになったので、
今後は使わないようにした方がよい。
CentOS7/RHEL7以降は、ifconfig、route、arp、netstatが非推奨になったので、
ss、ipを使った方がいいってことね。
CentOS7/RHEL7からは、ipコマンドやssコマンドを利用することを推奨している。
例えば、今まで、netstat -natとしていたものを、ss -natと入力する必要がある。
ss -ltuコマンドは、以下のように覚えればよい。
l・・・Listenのl
t・・・TCPのt
u・・・UDPのu
項目 | CentOS6/RHEL6以前 | CentOS7/RHEL7以降 |
---|---|---|
IPアドレス確認 | ifconfig | ip a |
リンク状況確認 | ifconfig | ip link |
ルーティングテーブル状況確認 | netstat -rn | ip route |
NICの統計確認 | netstat -i | ip -s link |
ARPテーブル確認 | arp | ip neigh |
では、今日はここまで。
は~い
1.CentOS6/RHEL6以前はifconfig
2.CentOS7/RHEL7以降はipコマンド、ssコマンド
3.net-toolsはdeprecated(廃止予定)扱いになった
4.CentOS7/RHEL7以降はifconfig、route、arp、netstatが非推奨
5.ip route、ip -s link、ip a、ip neighなどを使う