では、今日も授業を始める。今日のテーマは、AWS(エーダブリューエス)だ。
AWSって何?
AWS(エーダブリューエス)は、Amazon Web Servicesの略で、
Amazonが提供しているクラウドサービスのことだ。
例えば、サーバを構築したいと思ったときに、AWSを使えば、サーバを購入して調達しなくても、
すぐにサーバをインターネット上に構築できる。
その日のうちにサーバが準備できるの?
うむ。アカウント登録すればすぐに使えるようになる。サーバだけではなく、ロードバランサー(負荷分散装置)やデータベースもすぐに使える。
使った分だけ課金される。スモールスタートするにはちょうどいい。
もしうまくいかなかったら、サーバを削除するだけだ。
物理的にサーバを購入してしまうと、うまくいかなかったときにそのサーバが残ってしまうが、AWSならその心配がない。
また、CPUやメモリが不足した場合も、AWSは管理画面から、すぐにスケールアップできる。
だからスタートアップにAWSが人気あるのね~。
うむ。クラウドサービスには、「IaaS(イアース or アイアース)」「PaaS(パース)」「SaaS(サース)」の3つの利用形態があるから覚えておいてほしい。
Saas(Software as a Service)は、アプリケーションソフトウェアのサービスを提供してくれるサービスだ。
自分で何も作る必要はない。すぐに利用できるようになっている。
例えば、GmailやGoogleAppsやYahooのMailサービスなどが該当する。
PaaS(Platform as a Service=パース)は、OSなどのプラットフォームまで提供してくれるサービスだ。
自分で、ソースコードなどのアプリケーションだけ作成すればよい。
例えば、Google App Engineなどが該当する。
IaaS(Infrastructure as a Service=イアース)は、サーバやネットワーク、ストレージなどのインフレ基盤を提供してくれるサービスだ。
例えば、AWSにログインして、自分でOSを決めて、CPUやメモリのスペックを選択してサーバを作成するなど、
すべて自分でインフラを構築していくことになる。
IaaSは、AWSのEC2(Elastic Compute Cloud)、GCP(Google Cloud Platform)のComputeEngineなどが該当する。
IaaSはイアースと発音したり、アイアースと発音したりする人もいる。
IaaSを提供しているクラウドサービスとしては、Amazon Web Services(Amazon)が提供しているAWS、Google(グーグル)が提供しているGCP(Google Cloud Platform)、
Microsoft(マイクロソフト)が提供しているMicrosoft Azure(アジュール)の3つがとても有名だ。
中でも、AWSが1番人気がある。最近はAzureも人気がでてきた。
それ以外には、IBMの「IBM Cloud(アイビーエム クラウド)」などがある。
は~い
では、今日はここまで。
1.クラウドサービスはIaaS、PaaS、SaaSの3つの利用形態
2.AWSでは、すぐにサーバを作成したり、負荷分散装置(ELB)を作成したりできる
3.AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供しているクラウドサービス
4.Azure、はMicrosoft提供しているクラウドサービス
5.GCP(Google Cloud Platform)は、Googleが提供しているクラウドサービス
6.IBM Cloudは、IBMが提供しているクラウドサービス